ロスト・タブレット あらすじ  

        20192月新連載開始「新編ロスト・タブレット2019」

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​2017年4月刊行!

文芸社

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あらすじ

 かつての国際貿易港の生まれで海外志向の勝呂(すぐろ)は電子技術を学んで海外に飛び出した。それは『不慮の死を遂げたこの外国人の遺族を探し出すのだ』という、大学時代に父親が残した死に際の言葉を全うするためでもあった。永い道のりになった。残されたフリオという外国人の家族写真を手掛かりにするうちに、スペイン統治時代に造られたカリブ海などに点在するスペイン要塞を巡ることに。そして要塞に付き物の見張り塔(監視塔)の写真を撮りまくった。形がなぜかみんな似ていることに気付き、16世紀後半から要塞の建設と守備に生涯を捧げたイタリア人築城技師一族の三代にわたる苦闘を知ることになる。やがてその任務を受け継いだスペイン人の建築技師たちや守備隊員たちが幾代となく育っていった。そんな中に、コロンブス(コロン)提督がアメリカ大陸に到達した1492年に、船長や航海士として多大な貢献をしたピンソン三兄弟の血筋を引く超末裔がいた。あるとき勝呂はこの末裔たち(コロンビア人)と運命的な出会いを果たす。その建築家一家は代々ある重要な使命を帯びていた。そして勝呂はしだいにその使命を果たす作戦に巻き込まれて行く。このとき勝呂が果たした重要な役割とは……。

 気がつけば勝呂は、スペイン、ポルトガルが残した(現存する)監視塔のほぼすべてを収集してしまった。フリオの家族を探す過程でスペイン王室フェリーペII世のエメラルド・タブレットの存在を知ることになった。それはカリブ海のスペイン要塞の守りの護符だった。海賊サー・ドレイク(皮肉を込めて)がかつて執拗に狙い、追い求めたものらしい。それは海賊をおびき寄せるおとりでもあったようだ。ならばそれは要塞や大聖堂のどこかに隠されているのか。だが勝呂の懸命な捜索にもかかわらずそれは未だに姿を見せない。すでにカリブ海の藻屑と消えてしまったのか。このロスト・タブレットの隠し場所はハバナ、サント・ドミンゴ、サン・ファン、ベラクルス、カルタヘーナ、ポルト・ベロ、あるいは日本のメカリ(和布刈)かもしれない……。

順風だった勝呂に最大の危機が襲う。産業スパイの嫌疑や入国管理法違反に問われたのだ。自暴自棄になり失われた5年から抜け出した勝呂は何を目指すのか……。

 文中、勝呂マリアの掛け合いを通して知られざるラテン・アメリカ(スペイン語圏)が垣間見られます。いま「カリブに新しい風」が吹き始めております。ようやく内戦終結がかなったコロンビア、米国との関係回復に向かうキューバ、そして拡張なった新運河が開通したばかりのパナマ、加えてあのパナマ文書も世界を揺るがしています。現ローマ教皇はアルゼンチンご出身です。そしてまた、前国連難民高等弁務官にしてポルトガル元首相が次期国連事務総長に就任します。ノーベル平和賞はコロンビア大統領に決まりました。かくして「ラテンの鼓動」がやがて世界を変えるやも知れません。全15話と続編、この本は派手な立ち回りこそ有りませんが、少しばかり知的なエンターテイメントの読み物として、ちりばめられた仕掛けをお楽しみ下さい。

 この物語はフィクションですが、多くの場面で実際に起きた出来事を回想する形態をとっております。そのため現実と架空、過去と現在が交錯します。もしもどこかで実在する人物や事件と酷似することが有ったとしても、それはまったくの偶然に過ぎません。この本には関連情報がビジュアル・ガイドで楽しめる攻略・愛蔵版の特典が付いています。このホームページがそうなのです。Galleryページにあるビジュアル・ガイドのΘE-winkをクリックしてIoT時代にふさわしい時空を超えた展開を是非ともお楽しみ下さい。                                            以上